IAM
アイエーエム(認証・認可)
意味 ID・アクセス管理
IAMとは?
IAM(Identity and Access Management)は、ユーザーのID情報とアクセス権限を一元的に管理する仕組みです。ユーザーのプロビジョニング、認証、認可、アクセス制御、監査などの機能を提供します。組織内のシステムやクラウドサービスへのアクセスを、ポリシーベースで制御できます。IDの管理コストを削減し、セキュリティと生産性を向上させます。
IAMの具体的な使い方
「クラウド移行に合わせ、IAMシステムを導入して社内外のアクセス管理を一元化する。」
クラウドへの移行に合わせて、IAMシステムを導入し、社内システムと社外サービスへのアクセス管理を一元化することを述べた文です。
IAMに関するよくある質問
Q.IAMと従来のアクセス管理の違い?
A.IAMは従来のアクセス管理を包括的に拡張したものです。主な違いは:
1. 集中管理:複数システムのID・アクセス権を一元管理
2. 自動化:ユーザーのライフサイクル管理を自動化
3. ポリシーベース:細かなアクセス制御ポリシーを定義可能
4. クラウド対応:オンプレミスとクラウドのハイブリッド環境に対応
5. 監査・コンプライアンス:包括的な監査ログと報告機能
Q.IAMの主要な機能は?
A.IAMの主要な機能には以下があります:
1. ID管理:ユーザー作成、変更、削除の一元管理
2. 認証:パスワード、多要素認証などの認証方式の提供
3. 認可:ロールベースアクセス制御(RBAC)などによる権限管理
4. シングルサインオン(SSO):複数システムへのシームレスなアクセス
5. セルフサービス:パスワードリセットなどのユーザー自身による操作
6. 監査:アクセスログの記録と分析
7. レポーティング:コンプライアンス報告書の生成
Q.IAM導入の課題は?
A.IAM導入時の主な課題には以下があります:
1. 既存システムとの統合:レガシーシステムとの連携が複雑
2. ポリシー設計:適切なアクセス権限の定義と管理が難しい
3. ユーザー教育:新しいシステムへの適応に時間がかかる
4. コスト:導入・運用コストが高額になる可能性がある
5. パフォーマンス:大規模環境での処理速度低下
6. セキュリティリスク:集中管理によるリスクの増大
これらの課題に対しては、段階的な導入と十分な計画が重要です。
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