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プロジェクト管理と開発方法論 - スクラム

ストーリーポイント

ストーリーポイント(スクラム

意味 タスクの相対的な複雑さを表す単位


ストーリーポイントとは?

ストーリーポイントは、スクラム開発においてタスク(ユーザーストーリー)の相対的な複雑さや工数を見積もるための単位です。実際の作業時間ではなく、タスク間の相対的な大きさを表現します。開発チームのコンセンサスによって見積もりを行い、スプリントの計画に役立てます。

ストーリーポイントの具体的な使い方

「このタスクは複雑なので、5ストーリーポイントで見積もろう。」

この例文は、複雑なタスクに対して5ストーリーポイントという見積もりを行うことで、タスクの相対的な大きさや工数を開発チームで共有できることを述べています。ストーリーポイントを用いることで、タスクの見積もりが容易になり、スプリント計画が立てやすくなります。

ストーリーポイントに関するよくある質問

Q.ストーリーポイントの決め方は?
A.ストーリーポイントは通常、チーム全体での議論と合意によって決定します。一般的な方法として、プランニングポーカーを使用します。各メンバーが独立して見積もりを行い、その後、違いについて議論して合意を形成します。基準となる「1ポイント」のタスクを決めて、それとの相対的な大きさで他のタスクを見積もることもあります。
Q.時間とポイントの違いは?
A.ストーリーポイントは時間とは異なります。ポイントは相対的な複雑さや工数を表し、時間の見積もりではありません。例えば、同じ5ポイントのタスクでも、経験豊富な開発者と新人では実際の作業時間が異なる可能性があります。ポイントを使用することで、チームの能力や経験に依存しない相対的な見積もりが可能になります。
Q.ポイントの範囲はどのくらい?
A.一般的なストーリーポイントの範囲は、フィボナッチ数列(1, 2, 3, 5, 8, 13, 21...)や、その変形(1, 2, 3, 5, 8, 13, 20, 40, 100)を使用することが多いです。これは、タスクの大きさの差が大きくなるにつれて、正確な見積もりが難しくなることを反映しています。非常に大きなタスク(例:21ポイント以上)は、通常、より小さなタスクに分割することが推奨されます。

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