暗号化通信
あんごうかつうしん(データ保護)
意味 通信を秘匿化する技術
暗号化通信とは?
暗号化通信は、ネットワーク上で転送されるデータを暗号化し、第三者による傍受や改ざんを防ぐ技術です。送信者と受信者の間で共有された鍵や証明書を使って、データを暗号化・復号します。SSL/TLSによるHTTPS通信、IPSecによるVPN、SSHによるリモートログインなどに使われます。中間者攻撃や盗聴のリスクを軽減し、通信の機密性と完全性を確保します。
暗号化通信の具体的な使い方
「WebサイトではSSL証明書を導入し、ユーザーとの通信を暗号化する。」
WebサイトにSSL証明書を導入することで、ユーザーとの通信を暗号化し、安全性を確保することを述べた文です。
暗号化通信に関するよくある質問
Q.HTTPSとHTTPの違いは?
A.HTTPSは暗号化通信を使用するHTTPの拡張版です。HTTPSでは、クライアントとサーバー間のデータがすべて暗号化されるため、通信の盗聴や改ざんを防ぐことができます。一方、HTTPは平文で通信を行うため、セキュリティ上のリスクがあります。
Q.VPNは常に安全?
A.VPNは通信を暗号化しますが、完全に安全とは限りません。VPNプロバイダーの信頼性、使用される暗号化プロトコルの強度、エンドポイントのセキュリティなどが重要です。また、VPNを使用しても、接続先のWebサイトやサービスのセキュリティは保証されません。
Q.暗号化通信は速度が遅くなる?
A.暗号化処理には一定のコストがかかるため、通信速度に若干の影響を与える可能性があります。ただし、現代の暗号化技術と高速なハードウェアにより、多くの場合、ユーザーが体感できるほどの遅延はありません。セキュリティ上のメリットが速度の僅かな低下を上回ります。
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