SLI/SLO/SLA
エスエルアイ/エスエルオー/エスエルエー(運用・保守)
意味 サービスレベルを定義し評価する指標
SLI/SLO/SLAとは?
SLI(Service Level Indicator)、SLO(Service Level Objective)、SLA(Service Level Agreement)は、サービスの品質を定義し、評価するための指標です。SLIは測定可能な指標、SLOはSLIに基づいて設定される目標値、SLAはサービス提供者と利用者の間で結ばれる品質保証契約を指します。
SLI/SLO/SLAの具体的な使い方
SLIとしてシステムの応答時間とエラー率を設定し、SLOをそれぞれ200ms以下、0.01%以下とする。
SLIとSLOを定義することで、サービスの品質を定量的に評価できます。SLAを結ぶことで、サービス提供者と利用者の間で期待されるサービス品質を明確にし、両者の認識の齟齬を防げることを表しています。
SLI/SLO/SLAに関するよくある質問
Q.SLIとSLOの違いは?
A.SLI(Service Level Indicator)は測定可能な指標であり、サービスの状態を数値化したものです。例えば、システムの応答時間やエラー率などです。一方、SLO(Service Level Objective)はSLIに基づいて設定される目標値です。例えば、「応答時間を200ms以下に保つ」といった具体的な目標を指します。
Q.SLAを設定する際の注意点は?
A.SLA(Service Level Agreement)設定時の注意点:
1. 達成可能で現実的な目標を設定する
2. 明確で測定可能な指標を使用する
3. 違反時のペナルティや補償を明確にする
4. 定期的な見直しと更新のプロセスを確立する
5. 顧客とプロバイダー双方の理解と合意を得る
Q.SLI/SLO/SLAの関係性は?
A.SLI、SLO、SLAは以下のような関係性があります:
1. SLIは測定可能な指標(例:応答時間)
2. SLOはSLIに基づく内部的な目標(例:応答時間を200ms以下に)
3. SLAは顧客との契約で、通常SLOよりも緩い基準(例:応答時間を300ms以下に保証)
SLIを基に、組織内でSLOを設定し、それをさらに調整してSLAとして外部に提示します。
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