モノリシック
モノリシック(アーキテクチャスタイル)
意味 一枚岩の構造
モノリシックとは?
モノリシックアーキテクチャは、アプリケーションの全ての機能が単一のコードベースに含まれる一枚岩の構造を指します。各機能はアプリケーション内で密接に結合しており、全体がひとつのユニットとしてデプロイされます。小規模なアプリケーションに適していますが、アプリケーションが大きくなるにつれて、保守性や拡張性の面で課題が生じる可能性があります。
モノリシックの具体的な使い方
「当初はモノリシックアーキテクチャで開発を進め、後にマイクロサービスへ移行する。」
この例文は、初期はモノリシックアーキテクチャで開発を進め、アプリケーションの規模が大きくなった段階で、保守性や拡張性を向上させるためにマイクロサービスアーキテクチャへ移行することを述べています。モノリシックから始めることで初期の開発を速め、必要に応じて段階的にアーキテクチャを進化させるアプローチを示しています。
モノリシックに関するよくある質問
Q.モノリシックの利点は?
A.モノリシックアーキテクチャの主な利点は:
1. 開発の初期段階での簡単さ
2. デプロイの容易さ
3. 性能面での効率(コンポーネント間の通信が高速)
4. デバッグの容易さ(全てのコードが一箇所にあるため)
Q.モノリシックの欠点は?
A.モノリシックアーキテクチャの主な欠点は:
1. アプリケーションの規模が大きくなるにつれて保守が困難になる
2. 一部の変更が全体に影響を与える可能性がある
3. スケーリングが困難(全体を一度にスケールする必要がある)
4. 新しい技術の採用が難しい(全体を変更する必要がある)
Q.マイクロサービスとの違いは?
A.モノリシックとマイクロサービスの主な違いは:
1. 構造:モノリシックは単一の大きなアプリケーション、マイクロサービスは小さな独立したサービスの集合
2. スケーラビリティ:モノリシックは全体をスケール、マイクロサービスは個別のサービスをスケール可能
3. 技術スタック:モノリシックは単一の技術スタック、マイクロサービスは各サービスで異なる技術を使用可能
4. 開発・デプロイ:モノリシックは一括で行う、マイクロサービスは個別に可能
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