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ソフトウェアアーキテクチャ - 設計原則

高凝集性

こうぎょうしゅうせい(設計原則

意味 モジュール内の関連が強い


高凝集性とは?

高凝集性(ハイコヒージョン)は、ソフトウェアシステムにおいて、モジュール内の要素(関数、データなど)が強く関連し、一つの目的に集中している状態を指します。高凝集性なモジュールは、単一の責務を持ち、再利用性や保守性が高くなります。逆に、凝集性が低いモジュールは、複数の責務を持ち、理解や修正が難しくなります。高凝集性を実現するには、単一責任の原則(SRP)に従い、モジュールの責務を明確に定義することが重要です。

高凝集性の具体的な使い方

「高凝集性なモジュール設計を行い、各モジュールの責務を明確にする。」

この例文は、モジュール設計において高凝集性(モジュール内の要素が強く関連している)を目指すことで、各モジュールの責務を明確化し、再利用性や保守性を高められることを述べています。高凝集性なモジュールは、単一の目的に集中し、理解しやすく、修正が容易になります。

高凝集性に関するよくある質問

Q.高凝集性の反対は何ですか?
A.高凝集性の反対は低凝集性です。低凝集性のモジュールは、複数の異なる責務を持ち、関連性の低い機能が混在している状態を指します。これは保守性や再利用性の低下につながります。
Q.高凝集性の利点は何ですか?
A.高凝集性の主な利点は以下の通りです: 1. 保守性の向上:モジュールの機能が明確で理解しやすい 2. 再利用性の向上:単一の責務を持つため、他のプロジェクトでも使いやすい 3. テストの容易さ:機能が集中しているため、テストケースの作成が簡単 4. 変更の影響範囲の局所化:一つの変更が他の機能に与える影響が少ない
Q.高凝集性を実現する方法は?
A.高凝集性を実現するための方法には以下があります: 1. 単一責任の原則(SRP)を適用する 2. 関連する機能やデータを一つのモジュールにまとめる 3. モジュールの目的を明確に定義し、それに沿った実装を行う 4. 不要な依存関係を取り除き、モジュールの独立性を高める 5. 定期的にコードをリファクタリングし、凝集性を維持・改善する

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