テストカバレッジ
テストカバレッジ(テスト管理)
意味 テストがどの程度網羅されているかを示す指標
テストカバレッジとは?
テストカバレッジは、テストがソフトウェアのどの程度の部分を網羅しているかを示す指標です。コードの実行行数、分岐、条件などの網羅率を測定します。一般的にはコードカバレッジが用いられ、実行されたコードの割合を%で表します。高いカバレッジはテストの十分性を示す一つの目安になりますが、カバレッジが高いことがテストの質の高さを保証するわけではありません。
テストカバレッジの具体的な使い方
「単体テストのコードカバレッジを測定し、80%以上を目標とする。」
この例文は、単体テストのコードカバレッジを測定し、一定以上の割合を目標とすることで、テストの十分性を量的に評価できることを述べています。テストカバレッジにより、テストの網羅性を可視化し、品質の指標とすることができます。
テストカバレッジに関するよくある質問
Q.100%のカバレッジは必要?
A.100%のカバレッジを達成することは通常現実的ではなく、必ずしも必要ではありません。多くの組織では80-90%程度を目標とします。重要なのは、クリティカルな部分を確実にカバーすることです。
Q.カバレッジが高いと品質も高い?
A.必ずしもそうではありません。カバレッジは量的な指標であり、テストの質を直接示すものではありません。高いカバレッジでも、重要なエッジケースや統合的な問題を見逃す可能性があります。
Q.カバレッジの種類は?
A.主な種類には、行カバレッジ(実行された行数)、分岐カバレッジ(実行された分岐の数)、条件カバレッジ(評価された条件の数)、パスカバレッジ(実行されたパスの数)などがあります。プロジェクトの性質に応じて適切な種類を選択します。
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