CSRF
シーエスアールエフ(脅威・攻撃)
意味 偽のリクエストを埋め込んで不正操作させる攻撃
CSRFとは?
CSRF(Cross-Site Request Forgery)は、Webアプリケーションの脆弱性を利用した攻撃手法の一つです。攻撃者が用意した罠のリンクやフォームから、ユーザーの意図しない操作リクエストを発行させます。ユーザーが標的サイトにログイン中であれば、その権限で不正な操作が実行されてしまいます。対策としては、リクエストごとに生成したトークンをパラメータに含めるなどの方法があります。
CSRFの具体的な使い方
「Webアプリケーションの開発では、CSRF対策を必ず実装する。」
Webアプリケーションの開発において、CSRF対策を必ず実装することを述べた文です。CSRF攻撃はWebアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃であるため、適切な対策が必要です。
CSRFに関するよくある質問
Q.CSRFとXSSの違いは?
A.CSRFとXSS(クロスサイトスクリプティング)は異なる攻撃手法です:
・CSRF:ユーザーの意図しないリクエストを送信させる
・XSS:悪意のあるスクリプトをWebページに挿入して実行させる
CSRFは正規のユーザーセッションを悪用し、XSSはユーザーのブラウザで不正なスクリプトを実行します。
Q.CSRF対策の具体的な方法は?
A.CSRF対策の主な方法:
1. トークンの使用:リクエストごとに一意のトークンを生成
2. Refererヘッダーのチェック:リクエスト元を確認
3. SameSite Cookie属性の利用:クロスサイトでのCookie送信を制限
4. カスタムヘッダーの追加:AJAXリクエストに特別なヘッダーを付加
5. 重要な操作の再認証:パスワード再入力などで確認
複数の対策を組み合わせることで、より強固な防御が可能です。
Q.CSRFはどのように検知できる?
A.CSRF攻撃の検知方法:
1. Webアプリケーションファイアウォール(WAF)の利用
2. ログ分析:不自然なリクエストパターンの検出
3. セキュリティ監査:脆弱性スキャンの実施
4. ペネトレーションテスト:模擬攻撃による検証
5. ユーザーからの報告:不審な動作の通報
定期的なセキュリティチェックと監視が重要です。
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