脆弱性
ぜいじゃくせい(脆弱性管理)
意味 システムやソフトウェアのセキュリティ上の弱点
脆弱性とは?
脆弱性は、コンピューターシステムやソフトウェアに内在するセキュリティ上の弱点や欠陥のことを指します。設計上の問題、実装ミス、設定不備などが原因で発生し、攻撃者に悪用されるとシステムへの不正アクセスやデータ漏洩などにつながります。脆弱性診断やペネトレーションテストにより発見し、修正やパッチの適用で対処します。日々新たな脆弱性が発見されるため、継続的な管理が必要です。
脆弱性の具体的な使い方
「発見された脆弱性は、リスクの評価を行い、優先度に応じて速やかに対処する。」
システムやアプリケーションに発見された脆弱性は、そのリスクを評価し、優先度の高いものから速やかに修正することを述べた文です。
脆弱性に関するよくある質問
Q.脆弱性の対策方法は?
A.脆弱性の対策には主に以下の方法があります:
1. パッチ適用:製造元が提供するセキュリティパッチを速やかに適用する
2. 設定変更:セキュアな設定にシステムを構成する
3. 不要な機能の無効化:攻撃の対象となる可能性のある不要な機能を無効にする
4. アクセス制御:必要最小限のアクセス権限を設定する
5. 定期的な脆弱性診断:新たな脆弱性を早期に発見し対処する
Q.脆弱性と不具合の違いは?
A.脆弱性と不具合は似て非なるものです。脆弱性はセキュリティ上の弱点や欠陥を指し、悪用されると情報漏洩やシステム侵害などのセキュリティ問題につながる可能性があります。一方、不具合は意図した動作をしない、または予期せぬ動作をする状態を指し、必ずしもセキュリティ上の問題とは限りません。ただし、不具合が脆弱性につながることもあるため、両者を適切に管理することが重要です。
Q.ゼロデイ脆弱性とは?
A.ゼロデイ脆弱性とは、まだ一般に知られておらず、製造元も対策パッチを用意していない新しい脆弱性のことを指します。「ゼロデイ」という名称は、脆弱性が発見されてから対策が取られるまでの期間が0日(すなわち即日)であることに由来します。この種の脆弱性は特に危険で、攻撃者に悪用される可能性が高いため、発見次第速やかな対応が求められます。
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