{category}

クラウドコンピューティングとサーバー管理 - アプリケーション設計

FaaS

ファース(アプリケーション設計

意味 関数単位でコードを実行するサービス


FaaSとは?

FaaS(Function as a Service)は、サーバーレスコンピューティングの一形態で、個々の関数(Function)を独立したユニットとしてクラウド上で実行するサービスです。開発者はサーバーの管理やスケーリングを意識することなく、アプリケーションロジックに専念できます。イベントドリブンで起動し、実行時間に応じた課金体系を取ります。AWS Lambda、Azure Functions、Google Cloud Functionsなどが代表的です。

FaaSの具体的な使い方

「認証ロジックをFaaSとして実装し、マイクロサービスアーキテクチャを実現しよう。」

認証処理のロジックをFaaSとして個別に実装することで、マイクロサービスアーキテクチャにおける独立したサービスとして利用できることを述べた文です。

FaaSに関するよくある質問

Q.FaaSの課金はどのように行われる?
A.FaaSの課金は通常、関数の実行回数と実行時間に基づいて行われます。具体的には、関数が呼び出された回数、実行時間、使用メモリ量などが課金の対象となります。使用していない時間の料金は発生しないため、トラフィックが少ない場合や間欠的な処理には特に適しています。ただし、プロバイダーによって課金体系の詳細は異なるため、利用前に確認が必要です。
Q.関数の実行時間制限はあるの?
A.はい、FaaSには通常、関数の実行時間制限があります。これは、長時間実行される処理によってリソースが占有されることを防ぐためです。制限時間はプロバイダーによって異なりますが、一般的に数分から15分程度です。長時間の処理が必要な場合は、処理を分割したり、別のサービス(例:バッチ処理サービス)を利用したりする必要があります。
Q.ローカル開発環境の構築は可能?
A.はい、FaaSのローカル開発環境を構築することは可能です。多くのクラウドプロバイダーが、ローカルでFaaS環境をエミュレートするためのツールやフレームワークを提供しています。例えば、AWS LambdaならAWS SAM CLI、Azure FunctionsならAzure Functions Core Tools、Google Cloud FunctionsならFunctions Frameworkなどがあります。これらを使用することで、クラウド環境にデプロイせずにローカルでの開発やテストが可能になり、開発効率が向上します。

IT単はアプリでも学べます!

IT単語帳がアプリになりました!クラウドコンピューティングとサーバー管理はもちろん、IT業界でよく使う単語をスマホで学習できます。

いつでも、どこでも、隙間時間を有効活用して、IT用語を効率的に学べるので、ぜひダウンロードしてみてください。


関連するそのほかの単語

DevSecOps

開発、セキュリティ、運用の連携

種類: アプリケーション設計

マイクロサービス

小さな独立したサービスに分割する設計手法

種類: アプリケーション設計

サーバーレスアーキテクチャ

サーバー管理なしでアプリを構築する設計

種類: アプリケーション設計

コンテナ

アプリケーションと実行環境をパッケージ化する技術

種類: コンテナ

SaaS

クラウド上で利用できるソフトウェア

種類: クラウドサービス