サーバーレスアーキテクチャ
サーバーレスアーキテクチャ(アプリケーション設計)
意味 サーバー管理なしでアプリを構築する設計
サーバーレスアーキテクチャとは?
サーバーレスアーキテクチャは、サーバーのプロビジョニングや管理を開発者が意識することなく、アプリケーションを構築するための設計パターンです。バックエンドのロジックをFaaS(Function as a Service)として実装し、イベントドリブンで実行します。ステートレスな処理を基本とし、ステートフルな処理はマネージドサービス(データベース、キュー、ストレージなど)に委ねます。サーバー管理の負担軽減、従量課金、スケーラビリティなどのメリットがあります。
サーバーレスアーキテクチャの具体的な使い方
「Webアプリケーションをサーバーレスアーキテクチャで設計し、運用コストを最適化しよう。」
この例文は、Webアプリケーションの運用コストを最適化したい状況において、サーバーレスアーキテクチャを採用することで、サーバー管理の負担を軽減し、従量課金モデルによるコスト効率の向上を実現できることを示しています。サーバーレスアーキテクチャにより、開発者はアプリケーションロジックに集中でき、運用の効率化が図れます。
サーバーレスアーキテクチャに関するよくある質問
Q.スケーリングは自動的に行われるの?
A.はい、サーバーレスアーキテクチャでは、基本的にスケーリングは自動的に行われます。トラフィックの増減に応じて、クラウドプロバイダーが自動的にリソースを割り当てたり解放したりします。開発者はスケーリングの設定や管理を行う必要がなく、アプリケーションロジックの開発に集中できます。
Q.コールドスタートとは何ですか?
A.コールドスタートとは、サーバーレス関数が初めて実行される際や、長時間実行されていない後に呼び出された際に発生する遅延のことです。関数を実行する環境を準備するために時間がかかるため発生します。頻繁に実行される関数や低レイテンシーが要求される処理では、コールドスタートの影響を考慮する必要があります。これを緩和するために、定期的な呼び出しやプロバイダーが提供する最適化機能を利用することがあります。
Q.ステートフルな処理はできないの?
A.サーバーレスアーキテクチャは基本的にステートレスですが、ステートフルな処理が全くできないわけではありません。データベース、キュー、ブロブストレージなどのマネージドサービスと組み合わせることで、状態を保持することができます。例えば、セッション情報をデータベースに保存したり、処理の途中経過をキューに格納したりすることで、ステートフルな処理を実現できます。ただし、設計時にはステートレスな処理を基本とし、必要に応じてステートフルなサービスを利用する方針が一般的です。
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