ロードバランシング
ロードバランシング(運用管理)
意味 複数のサーバーに負荷を分散する仕組み
ロードバランシングとは?
ロードバランシングは、複数のサーバーやリソースに負荷を分散することで、可用性、パフォーマンス、スケーラビリティを向上させる仕組みです。ロードバランサーと呼ばれる専用のハードウェアやソフトウェアを使って、トラフィックをサーバー間で分配します。ラウンドロビン、最小接続数、加重など、様々なアルゴリズムが使われます。障害時のフェイルオーバーや、メンテナンス時のサーバー切り離しにも利用されます。
ロードバランシングの具体的な使い方
「ロードバランサーを導入し、Webサーバーの負荷分散とフェイルオーバーを実現しよう。」
ロードバランサーを使ってWebサーバーの負荷分散を行い、サーバー障害時のフェイルオーバーを実現することを述べた文です。
ロードバランシングに関するよくある質問
Q.ロードバランシングの方式は?
A.主なロードバランシング方式:
1. ラウンドロビン:順番に分散
2. 最小接続数:接続数が最も少ないサーバーに振り分け
3. 加重:サーバーの能力に応じて重み付けして分散
4. IPハッシュ:クライアントIPに基づいて振り分け
5. URL/パスベース:リクエストURLに基づいて振り分け
6. レイヤー7(アプリケーション層):HTTPヘッダーなどの情報を使用
Q.ロードバランサーの種類は?
A.ロードバランサーの主な種類:
1. ハードウェアロードバランサー:専用機器
2. ソフトウェアロードバランサー:汎用サーバー上で動作
3. クラウドロードバランサー:クラウドプロバイダが提供
4. L4ロードバランサー:トランスポート層で動作
5. L7ロードバランサー:アプリケーション層で動作
6. グローバルサーバーロードバランサー(GSLB):地理的に分散したサーバー間で負荷分散
Q.セッション維持の方法は?
A.ロードバランシング環境でのセッション維持方法:
1. スティッキーセッション:同じクライアントを同じサーバーに振り分け
2. セッションレプリケーション:サーバー間でセッション情報を複製
3. 中央セッションストア:Redis等の外部ストアでセッション管理
4. クライアントサイドセッション:トークンをクライアントに保存
5. URLリライト:セッションIDをURLに埋め込む
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