MDM
エムディーエム(データ管理)
意味 マスターデータ管理システム
MDMとは?
MDM(Master Data Management)は、企業内で使用される重要な基本情報(マスターデータ)を一元的に管理するための仕組みとシステムです。顧客情報、製品情報、取引先情報などのマスターデータを統合、整理、維持することで、データの不整合を解消し、業務の効率化を支援します。
MDMの具体的な使い方
顧客情報のマスターデータをMDMシステムで管理し、営業、マーケティング、サポートなどの部門間でのデータ連携を円滑にする。
MDMシステムを導入することで、顧客情報というマスターデータを一元管理でき、各部門がそれぞれ異なる顧客データを持つという不整合を解消できます。これにより、部門間の連携がスムーズになり、顧客対応の質の向上や業務効率化が実現できることを表しています。
MDMに関するよくある質問
Q.MDMとERPの違いは何ですか?
A.MDMはマスターデータの管理に特化したシステムで、主に基本的な企業データを一元管理します。一方、ERPは企業の業務プロセス全体を管理する統合システムです。MDMはERPを含む複数のシステムにマスターデータを提供し、データの一貫性を保ちますが、ERPは実際の業務処理(会計、人事、在庫管理など)を行います。MDMとERPは補完関係にあり、多くの企業で併用されています。
Q.MDM導入の主なメリットは?
A.MDM導入の主なメリットには以下があります:
1. データの一貫性と正確性の向上
2. 業務プロセスの効率化
3. 意思決定の質の向上
4. コンプライアンスリスクの低減
5. カスタマーエクスペリエンスの改善
6. システム間の連携強化
7. データ分析の精度向上
Q.MDMの対象となるデータの種類は?
A.MDMの対象となる主なマスターデータの種類には以下があります:
1. 顧客データ(個人情報、取引履歴など)
2. 製品データ(仕様、価格、在庫情報など)
3. 取引先データ(サプライヤー、パートナー情報など)
4. 従業員データ(人事情報、スキルなど)
5. 場所データ(事業所、倉庫、店舗の情報など)
6. 資産データ(設備、機器の情報など)
7. 参照データ(コード体系、分類体系など)
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