ホワイトボックステスト
ホワイトボックステスト(テスト種別)
意味 内部構造を意識してテストすること
ホワイトボックステストとは?
ホワイトボックステストは、テスト対象のシステムやコンポーネントの内部構造や実装を意識して、テストを行う手法です。ソースコードやアルゴリズムを解析し、制御フローやデータフローに基づいてテストケースを設計します。分岐やループ、条件式などを網羅的にテストすることで、ロジックの欠陥を見つけ出すことができます。単体テストやコードレビューと組み合わせて行われることが多いです。
ホワイトボックステストの具体的な使い方
「関数のホワイトボックステストを行い、全ての実行パスをテストする。」
この例文は、関数に対してホワイトボックステストを行うことで、全ての実行パスが適切にテストされているかを確認できることを述べています。ホワイトボックステストにより、ロジックの網羅性を高めることができます。
ホワイトボックステストに関するよくある質問
Q.カバレッジの種類は?
A.主なカバレッジの種類:
1. 命令カバレッジ:全ての命令が実行されたか
2. 分岐カバレッジ:全ての分岐が実行されたか
3. 条件カバレッジ:条件式の全ての結果が評価されたか
4. パスカバレッジ:全ての可能なパスが実行されたか
テストの目的や対象に応じて、適切なカバレッジ指標を選択し、テストの網羅性を評価します。
Q.ブラックボックステストとの違いは?
A.主な違い:
1. テスト設計:内部構造を考慮 vs 外部動作のみ
2. テスト対象:コードの詳細 vs 機能や仕様
3. テスト者のスキル:コード理解が必要 vs 仕様理解が主
4. バグ発見:ロジックの欠陥を発見しやすい vs 機能的な問題を発見しやすい
5. テストケース数:多くなる傾向 vs 比較的少ない
両者を組み合わせることで、より包括的なテストが可能になります。
Q.デメリットとその対策は?
A.デメリット:
1. テストケース作成に時間がかかる
2. コード変更時にテストの更新が必要
3. テスト者にコードの詳細な理解が必要
対策:
1. テスト自動化ツールの活用
2. モジュール化されたコード設計
3. コードレビューとテストの統合
4. テスト担当者のスキル向上支援
これらの対策を講じることで、効果的かつ効率的なホワイトボックステストが可能になります。
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