ETL
イーティーエル(BI関連)
意味 データ抽出・変換・ロードの処理
ETLとは?
ETL(Extract, Transform, Load)は、異なるソースシステムからデータを抽出し、必要な形式に変換した上で、データウェアハウスやデータマートに取り込む一連の処理を指します。データの統合と加工を行うことで、意思決定に役立つ情報を提供します。
ETLの具体的な使い方
日次のETL処理によって、基幹システムの販売データをデータウェアハウスに取り込み、BIツールでの分析に備える。
ETL処理を行うことで、販売管理システムなどの基幹システムから必要なデータを抽出し、分析に適した形に変換した上で、データウェアハウスに格納できます。これにより、BIツールを使って売上分析などの意思決定に役立つ情報を得られるようになることを表しています。
ETLに関するよくある質問
Q.ETLとELTの違いは何ですか?
A.ETLとELTは両方ともデータ統合プロセスですが、処理の順序が異なります。ETLは「抽出→変換→ロード」の順で処理を行いますが、ELTは「抽出→ロード→変換」の順で行います。ELTは大量データの処理に適しており、クラウドデータウェアハウスの普及に伴い増加しています。ETLは従来型のデータウェアハウスで一般的で、データ品質の管理が重要な場合に適しています。
Q.ETLツールの主な機能は何ですか?
A.ETLツールの主な機能には以下があります:
1. データソースへの接続と抽出
2. データクレンジングと品質チェック
3. データ変換(フォーマット変更、計算、マッピングなど)
4. データの結合や集計
5. ターゲットシステムへのロード
6. ジョブのスケジューリングと監視
7. エラー処理とログ記録
8. データ系統管理(データリネージ)
9. セキュリティとアクセス制御
Q.ETL処理の頻度はどう決めますか?
A.ETL処理の頻度は以下の要因を考慮して決定します:
1. ビジネス要件(データの鮮度に対する要求)
2. ソースデータの更新頻度
3. システムの処理能力とパフォーマンス
4. データ量と処理時間
5. システムのメンテナンス時間
6. コストと予算
一般的には、日次、週次、月次などの定期的な処理や、リアルタイム処理、イベント駆動型処理など、ビジネスニーズに応じて適切な頻度を選択します。
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