NoSQL
ノーエスキューエル(データベース)
意味 柔軟なデータモデル
NoSQLとは?
NoSQLは、リレーショナルデータベースとは異なる設計思想を持つデータベースの総称です。柔軟なデータモデルや水平スケーリングが特徴で、ビッグデータや高い書き込み性能が求められる分野で利用されます。代表的なNoSQLデータベースに、MongoDB、Cassandra、Redisなどがあります。
NoSQLの具体的な使い方
「ユーザーの行動ログはNoSQLデータベースに保存する。」
ユーザーの行動ログなど、大量で多様なデータを扱う際には、NoSQLデータベースを利用することを述べた文です。
NoSQLに関するよくある質問
Q.NoSQLの種類にはどんなものがある?
A.NoSQLデータベースは主に以下の4種類に分類されます:
1. キーバリュー型(例:Redis, DynamoDB)
2. ドキュメント型(例:MongoDB, CouchDB)
3. カラム指向型(例:Cassandra, HBase)
4. グラフ型(例:Neo4j, Amazon Neptune)
それぞれのタイプは異なるユースケースに適しており、データの特性や要件に応じて選択します。
Q.NoSQLはSQLを使えないの?
A.NoSQLは「Not Only SQL」の略で、必ずしもSQLを使用できないわけではありません。多くのNoSQLデータベースは独自のクエリ言語を持ちますが、SQLライクな言語をサポートしているものもあります。例えば、MongoDBのMQL(MongoDB Query Language)やCassandraのCQL(Cassandra Query Language)などがあります。また、一部のNoSQLデータベースではSQLインターフェースを提供するプラグインや拡張機能も利用可能です。
Q.NoSQLのCAP定理とは?
A.CAP定理は、分散システムにおいて以下の3つの特性を同時に満たすことは不可能であるという理論です:
- Consistency(一貫性):すべてのノードが同じデータを持つ
- Availability(可用性):システムが常に応答可能
- Partition tolerance(分断耐性):ネットワーク分断が発生しても動作継続
NoSQLデータベースは通常、これらのうち2つを選択し、残りの1つを犠牲にする設計を採用しています。例えば、MongoDBはCP(一貫性と分断耐性)を、CassandraはAP(可用性と分断耐性)を重視しています。
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